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【試合戦評】菊池投手は121球の気迫の投球で今季4度目の完封勝利。埼玉西武が接戦を制し、カード勝ち越しを決める

「パ・リーグ インサイト」編集部

埼玉西武と千葉ロッテの3連戦。首位・福岡ソフトバンク追撃のために何としてもカード勝ち越しを決めたい埼玉西武は、エース・菊池投手をマウンドに送る。今季すでに13勝を挙げているものの、意外なことに今季はまだ千葉ロッテから白星を挙げられていない。エースとしての地位を確立した左腕は、今日もチームをけん引する貫禄の投球を披露し、さらなる高みへと昇ることができるか。

対する千葉ロッテの先発は関谷投手。前回登板のオリックス戦では、5回6失点の悔いの残る結果だったが、白星を挙げた8月24日の楽天戦では6回を無失点に抑える安定した投球を見せている。今日の試合で本来の投球を取り戻し、2位・埼玉西武を相手にカード勝ち越しを決めたい。

試合が動いたのは2回裏だった。先頭の山川選手が高めの変化球を豪快に強振すると、打球は弧を描いて左翼席に飛び込む先制の15号ソロに。試合前に8月の月間MVPの受賞が発表された山川選手が、今日も力強い一発でエースを援護した。

援護を受けた菊池投手は持ち味の直球を軸に3回を投げて奪三振5、無失点と万全の立ち上がりを見せる。この好投に打線も応え、さらに加点する。3回裏、2死から1番・秋山選手が外角の変化球をうまく逆方向にはじき返し、左翼席にライナーで突き刺さる23号ソロ。続く4回裏には、1死から連打で1,2塁とし、敵失で満塁と好機に。ここで7番・栗山選手の内野ゴロの間に1点を加え、3点のリードを握った。

菊池投手は、終盤に入るとまた一段階ギアを上げた。7回表には自己最速タイの158キロを計測するなど、千葉ロッテ打線に反撃のチャンスを与えない圧巻の投球を披露。9回表のマウンドにも上がり、千葉ロッテ打線に最後まで得点を許さなかった。

試合は3対0で埼玉西武が千葉ロッテに勝利し、カード勝ち越しを決めた。菊池投手は9回121球、奪三振10の熱投で今季4度目の完封勝利を決め、リーグトップタイとなる14勝目を挙げた。敗れた千葉ロッテは関谷投手が7回3失点(自責点2)の粘投を見せたものの、打線が援護できなかった。

明日からは埼玉西武が北海道日本ハムと、千葉ロッテが福岡ソフトバンクとの3連戦を迎える。埼玉西武は、今カードを良い形で終えられただけに、これからさらに勝ち星を積み重ねていきたいところ。千葉ロッテは、前回の福岡ソフトバンクとのカードで勝ち越しを決めているだけに、再び上位チームに食らい付く戦いを見せられるか。

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