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【試合戦評】両軍合わせて15得点の乱打戦は埼玉西武に軍配。リーグ2位の座を譲らず

「パ・リーグ インサイト」編集部

北海道日本ハムの2連勝で迎える、3連戦の最終戦。楽天と熾烈な2位争いを繰り広げる埼玉西武は昨日、7回1失点と好投した多和田投手を援護できず、痛い連敗となった。3連敗は何としても避けたい今日の一戦、先発マウンドにはウルフ投手が上がる。ここ3試合勝ち星に恵まれていないが、北海道日本ハム戦は今季3試合で2勝負けなし。相性のいい古巣相手にしっかりと勝利し、自身、そしてチームの連敗を止めることはできるか。

対する北海道日本ハムは、石川直投手が先発。先週プロ初の先発マウンドを踏んだ右腕は、5回2失点とまずまずの投球を見せており、今日はプロ初の先発勝利を目指す。12日から続くホームでの連戦に向けても、同一カード3連勝で良い流れを作りたいところだ。

試合は序盤から激しく動く。まずは1回表、北海道日本ハムは1死から2番・松本選手が四球で出塁すると、続く大田選手が左前打でつないで、1死1,3塁と先制の好機を迎える。ここで4番・レアード選手が放った打球は、遊撃手正面に飛んだものの、敵失を誘って3塁走者が生還。先制点を奪うことに成功した。

しかし、埼玉西武がすぐさま反撃を見せる。1回裏、6試合ぶりに1番での先発となった金子侑選手が内野安打で出塁すると、すかさず盗塁を仕掛け得点圏に進む。続く森選手が倒れ1死となったものの、3番・秋山選手が適時二塁打、さらに2死から5番・浅村選手も適時二塁打を決めて2得点。埼玉西武が1点の勝ち越しに成功した。

埼玉西武が2回裏に8番・炭谷選手の3号ソロで、北海道日本ハムが4回表に敵失でそれぞれ1点を加え、埼玉西武が1点をリードする3対2で迎えた4回裏。埼玉西武は、先頭の栗山選手が四球を選ぶと、続く中村選手が甘く入った直球を捉え、バックスクリーンへ25号2ランを運ぶ。主砲の8月4日以来となる一発で2点を追加した。

勢いに乗る埼玉西武打線は、5回裏、先頭の森選手が安打を放つと、1死3塁から4番・山川選手が左翼席中段に16号2ランを突き刺す。スコアを7対2とし、試合中盤で北海道日本ハムを突き放した。

しかし、5点ビハインドとなった北海道日本ハムが6回表、埼玉西武投手陣に襲い掛かる。まずは先頭のレアード選手が左翼席へリーグ単独トップに躍り出る31号ソロを放ち、反撃の口火を切ると、5番・横尾選手、6番・太田選手が連打で続き、得点圏に走者を進める。そして1死1,2塁となってから敵失で1点を加え、9番・石井一選手、1番・西川選手、2番・松本選手が3者連続の適時打。この回一挙5得点を奪った北海道日本ハムが、あっという間に7対7の同点に追い付いた。

5点差を追い付かれた埼玉西武は、直後の6回裏、先頭の中村選手が四球を選び、8番・炭谷選手がしっかりと犠打を決め、1死2塁と勝ち越しの好機を作る。この場面で9番・源田選手が右前へ適時打を放ち、勝ち越しに成功。埼玉西武が1点のリードを奪って、試合は終盤の攻防へ突入した。

7回表を牧田投手、8回表をシュリッター投手がそれぞれ3者凡退に抑え、1点のリードを保ったまま迎えた9回表。埼玉西武のマウンドには守護神・増田選手が上がる。150キロを超える速球で大田選手から三振を奪うなど圧巻の投球で締めくくり、試合は8対7で埼玉西武が勝利した。

シーソーゲームを制した埼玉西武が、連敗を2で止めた。リードを奪った7回からは、勝利の方程式をつぎ込み逃げ切りに成功。主砲・中村選手にも久々の一発が飛び出すなど、13日から始まる楽天との直接対決を前に、収穫の多い1勝となった。

一方の北海道日本ハムは、5点差を追い付く粘りを見せたものの勝利とはならず。投手陣の失点が響く結果となった。しかし、昨日は4安打に抑えられた打線も、今日は埼玉西武を上回る10安打を記録。多くの好材料を手に、次週から始まる本拠地での連戦に臨む。

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